出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

雌雄特徴持つカブトムシ発見 京都の親子、生存例少なく

雄と雌の特徴を持った「雌雄モザイク」のカブトムシ。角は1本しかなく、左側に曲がっている(草津市下物町・県立琵琶湖博物館)
雄と雌の特徴を持った「雌雄モザイク」のカブトムシ。角は1本しかなく、左側に曲がっている(草津市下物町・県立琵琶湖博物館)

 オスとメス両方の特徴を持った珍しいカブトムシが、京都市で見つかった。「雌雄モザイク」という突然変異の一種で、専門家によるとカブトムシの報告は年間数例という。発見した親子は「たくさんの人に見てもらいたい」と、滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)に寄贈し、12日から展示を始めた。

 京都市北区の主婦松村直子さん(29)と息子の嘉人ちゃん(3)、篤人ちゃん(2)。5月ごろから自宅で幼虫約30匹を育て、6月下旬に20匹近くが羽化した。その中に、角が曲がった1匹を見つけた。夫が雌雄モザイクについて知っており「『見つかったら面白いな』と話していたのでびっくりした」。生きている姿を大勢に見てもらおうと、27日に同博物館に届けた。

 カブトムシは体長約4センチ。本来オスには頭部と胸部に角があるが、この個体は頭部の1本しかなく、左側に曲がっている。胸部に縦の溝が入り、体の表面につやがない点はメスの特徴を現している。

 雌雄モザイクは性染色体の異常などが原因で、チョウやクワガタムシなど昆虫全般にみられる。昆虫の性差に詳しい基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の新美輝幸教授は「一般的には数万分の1の確率で起きるといわれ、生存しているケースは少なく貴重」と言う。松村さんは「出会えてラッキー。息子たちもカブトムシがかえって喜んでいるので、自然が好きな子に育ってほしい」と話した。

 今月リニューアルした展示室「おとなのディスカバリー」で見られる。要入館料。

【 2018年07月13日 11時30分 】

ニュース写真

  • 雄と雌の特徴を持った「雌雄モザイク」のカブトムシ。角は1本しかなく、左側に曲がっている(草津市下物町・県立琵琶湖博物館)
京都新聞デジタル版のご案内

    環境・科学のニュース

      政治・社会

      北方領土、元島民らが空路で墓参
      国後・択捉で慰霊式、1泊2

      20180722000030

       北方領土の元島民らが22日、空路で国後、択捉両島を訪れて墓参を行った。昨年9月に続き2..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      札幌にカーリング男子チーム発足
      「平昌より上目指す」

      20180722000083

       サッカーJ1札幌の関連法人がカーリング男子のチームを発足させ、22日に札幌市で記者会見..... [ 記事へ ]

      経済

      上品な風味、新サイズで味わって 月桂冠、清酒「特撰」

      20180722000084

       月桂冠は、清酒「特撰」で720ミリリットル瓶入りの商品をこのほど発売した。 特撰は級別..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      琳派ロック、今年も京都から発信 10月に平安神宮で祭り

      20180722000048

       「キーヤン」の愛称で知られる絵師の木村英輝さん(76)=京都市左京区=が総合プロデュー..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      酷暑続く京都、小学校のアイドル「高齢ヤギ」点滴で命つなぐ

      20180721000049

       京都府長岡京市友岡1丁目の長岡第四小で飼育するヤギの「シロ」が、炎天下で懸命に命をつな..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      手術用「スマート治療室」完成
      医療機器連携でミス削減

      20180721000078

       手術室で使う多種多様な医療機器を連携させた「スマート治療室」を日本医療研究開発機構(A..... [ 記事へ ]