出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

LINE、京都に開発拠点開設 IT人材の獲得激化

「LINE KYOTO」のオフィス。外国人のスタッフが日本人よりも多い(13日、京都市下京区)
「LINE KYOTO」のオフィス。外国人のスタッフが日本人よりも多い(13日、京都市下京区)

 無料通信アプリのLINEは13日、東京、福岡に続く国内3カ所目の技術開発拠点「LINE KYOTO」を京都市下京区のビルに開設した。学生が多く、外国人の人気も高い京都で多くのIT人材を確保し、スマートスピーカー向けをはじめとした新サービスの開発を加速させる狙いだ。京都市内には、ほかにも大手企業の拠点が相次いで進出しており、人材獲得競争が激化しそうだ。

 「開発者の感性や能力がサービスの開発に大きな影響をもたらす。1人でも(多くの)優秀な人に入っていただきたい」。LINEの出澤剛社長は同日、表敬訪問した京都市役所(中京区)で会見し、京都進出の目的が技術者の採用にあることを明らかにした。

 出澤社長が京都の利点に挙げたのは学生の多さだ。「優秀な大学が集積している。即戦力の学生に最先端の開発に触れてもらうなど、成長の機会を提供したい」と述べ、IT技術者を目指す学生にラブコールを送った。

 外国人を引きつける街の魅力も決め手になった。「海外エンジニアの間で京都は人気がある。1千人以上のエントリー(社員への応募)があるが、80%は外国人」(出澤社長)。実際、京都の拠点開設で採用した10人中7人が外国人という。

 今春に採用され、京都の拠点で働く坂田亘さん(26)は京都大情報学研究科の出身。所属研究室がLINEの共同研究先だった縁で入社したという。「会社に入った後も母校との共同研究に携われるのが良い」と話す。

 LINEは現在18人の京都の人員を早期に100人規模に増やす。新たなオフィスも探しているという。出澤社長は「最初はスマートスピーカーのサービスを開発するが、100人規模になると総合的サービスになる。京都から世界に羽ばたくサービスをつくりたい」と語った。京都を訪れる外国人観光客の需要を見込み、電子決済やシェアサイクリングなどにも前向きな姿勢を示した。

【 2018年06月13日 21時00分 】

ニュース写真

  • 「LINE KYOTO」のオフィス。外国人のスタッフが日本人よりも多い(13日、京都市下京区)
  • 「LINE KYOTO」の狙いについて説明する出澤社長(右)=京都市下京区

関連動画      

京都新聞デジタル版のご案内

    地域のニュース

    全国のニュース

      政治・社会

      屋根損壊、余震と雨を警戒 大阪北部地震、京都の被災者ら

      20180620000246

       大阪府北部地震で、八幡市では、民家など95棟で屋根の損壊や瓦が落下するなど、建物被害が..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      ウルグアイ、ロシアが突破
      スペインなど初勝利

      20180620000265

       【ロストフナドヌー共同】サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会第7日は20日、ロス..... [ 記事へ ]

      経済

      瓶の「ザ・モルツ」一時出荷停止 京都の工場、地震被害

      20180620000238

       サントリーホールディングス(大阪市)は20日、大阪北部地震で被災したビール工場の京都ブ..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      僧兵姿で勝負伐り、速さ競う 京都・鞍馬寺、豊凶占う

      20180620000211

       大蛇に見立てた青竹を勢いよく切り、その速さを競う「竹伐(き)り会式」が20日、京都市左..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      ホンモロコ、閉校プールで養殖 京都、稚魚4万匹を放流

      20180616000054

       2015年から旧上宮津小(京都府宮津市小田)のプールで淡水魚ホンモロコの養殖に取り組む..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      陸上・桐生を医でサポート 京大・奥平医師、けが防止に尽力

      20180620000247

       陸上の男子100メートルで日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀選手(日本生命、洛南高-..... [ 記事へ ]