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絶滅寸前「ヒメザゼンソウ」住民と大学、連携して保護活動

京都府綾部市光野町で見つかったヒメザゼンソウ
京都府綾部市光野町で見つかったヒメザゼンソウ

 地元の森に自生する府絶滅寸前種の植物ヒメザゼンソウを守ろうと、京都府綾部市光野町の住民らが、府立大の研究者たちと調査や公開で連携している。「地元で広く知られることで守る機運が高まれば」と話しており、研究者を招いた自生地の見学会と講座を7日に開く。

 ヒメザゼンソウはサトイモ科ザゼンソウ属の植物で、だ円形の仏炎苞(ぶつえんほう)(苞葉)の中に小さな花が密集して咲く。府内での自生地は京都市北部などでしか確認されておらず、府レッドデータブックで絶滅寸前種に分類されている。

 地域活性化に取り組む住民グループ「水源の里・光野」が2014年に自生地を偶然発見し、府立大の桂明宏教授に相談。府立大の研究者たちが分布などの調査を翌年から行うようになった。水源の里・光野の福井善男事務局長(72)は「ヒメザゼンソウは地域の宝。見守る目を増やしたい」と話している。

 自生地の見学・講座は、あやべ水源の里連絡協議会が主催する連続講座「水源の里自然大学」の一環として、7日午後1時から行う。自生地を見学後、同市故屋岡町の奥上林公民館で、武田征士准教授の講演「自然に埋もれる地域の宝-ヒメザゼンソウの花ってどんなの?」を聞く。上林いきいきセンター0773(54)0095。

 連続講座の以後の日程、テーマ、開催地域は、7月12日「昆虫を知り、護り、利用することの意味」(五泉町)▽9月18日「人と自然の係わり合いの場としての里山」(老富町)▽10月1日「里山にある様々な広葉樹を人間はどのように利用してきたか」(睦寄町古屋)▽11月下旬「森のもつ多面的価値」(八津合町)-。時間はいずれも午後1時から。講師は府立大の各研究者。各開催1週間前までに同センターに申し込む。

【 2019年06月06日 20時44分 】

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