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「市民が海へ廃棄物投棄」増加 海保が正しい処理呼び掛け

 京都府舞鶴市の第8管区海上保安本部はこのほど、管内(福井県~島根県)で確認した油類流出や廃棄物投棄による昨年の海洋汚染が前年比7件増の27件になった、と発表した。京都府沿岸では7件と、近年の確認件数1~2件を上回り、同本部は廃棄物などの正しい処理を呼びかけている。

 全体の内訳は、廃棄物投棄による汚染が20件で前年の10件から倍増。そのうち8割が漁業、海事関係者以外の一般市民による投棄だった。2015年以降は0件で推移していた府内でも、カキ殻や船、漂着物の焼却灰など5件を確認した。いずれも一般市民による廃棄だった。

 油類による汚染は、管内で前年に比べて3件減った一方、府内では2件で昨年比1件増えた。過失による燃料漏れが多く、府内での確認は、海上保安学校の小型実習艇で運航中の軽油漏れなどがあった。

 同本部は「海洋環境保全推進月間」の今月、漁業関係者らに油漏れの防止を指導し、一般市民と海辺の清掃活動などにも取り組み、啓発している。

 同本部環境防災課は「管区内で、家庭ごみの廃棄も増えている。美しい海を残すため、ごみを適正に処理してほしい」と呼びかけている。

【 2019年06月15日 19時30分 】

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