京都新聞TOP > 文化・文芸・教育アーカイブ > ねんてん先生の575
インデックス

(497)雨にぬれてみる?

作品

・あじさいのさいてるあめのおかげだね
長岡京市・ゆりかご保育園年中 植 湊一朗

・ヒキガエル親子でおんぶぼくもして
大津市・滋賀大教育学部付属小5年 井上智可良

・梅雨が来た学校行くのめんどいな
八幡市・八幡小6年 國友 陽菜

ねんてん先生

ねんてん先生の575

 植さん。雨の中で咲いているアジサイを見て、「あめのおかげだね」と思ったのでしょうか。『広辞苑(こうじえん)』で「雨」を引いたら次のようにありました。

 (1)大気中の水蒸気(すいじょうき)が高所(こうしょ)で凝結(ぎょうけつ)し、水滴(すいてき)となって地上に落ちるもの。「―が降る」

 (2)雨天(うてん)。「あしたは―だ」

 (3)絶(た)え間(ま)なく降りそそぐもののたとえ。「涙の―」

 「雨」という言葉はいろんな意味を持っています。「雨」だけでなく、どんな言葉もいくつかの意味を持っています。その意味の広がりをときどき国語辞典で調べてください。雨の降るたいくつな日などに。

 井上さん。ヒキガエル、家にいるのですか。かつてたいていの家に、ヒキガエル、アオダイショウ(ヘビ)、ヤモリ、クモなどがいました。ヒキガエルは縁(えん)の下や植木鉢(うえきばち)のかげにいました。小学生のころ、暗い夜に庭を歩くと、よくヒキガエルに会いました。会ったというよりヒキガエルをふみつけたのです。ぐにゃ、ひやっという感じでした。

 國友さん。「めんどい」という気持ち、分かる気がします。でも、めんどいのその先を行くと、おもしろいよね。たとえば、雨にそなえてぬれないようにするのはめんどいですが、ぬれてもいいと思うのです。頭から足までびしょびしょにぬれたら、とってもおもしろいですよ。母などにしかられるかもしれませんが。
(俳人、京都教育大・佛教大名誉教授 坪内稔典)

 

小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604-8577 京都新聞文化部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto-np.co.jp

【2019年06月09日掲載】