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花火実行委、解散へ

事故被害者へ補償完了

 2013年8月に福知山市で露店爆発事故が発生した福知山花火大会の主催者で、福知山商工会議所や市でつくる大会実行委員会は20日、来年3月31日に同実行委を解散すると発表した。全ての被害者への補償が完了し、「主催者として一定の役割を果たしたため」としている。

 実行委は、大会中に起きた事故を受け、遺族や被害者に賠償金や治療費などを支払ってきた。今年3月に被害者57人全員との示談が成立し、支払いが完了した。

 実行委によると、来年4月以降の事務などは、福知山商工会議所に引き継ぐ。事故現場では毎年8月に献花台を設置し、実行委会長の谷村紘一福知山商議所会頭らが花を手向けてきたが、「今後、献花台の設置や被害者のケアなどを行う予定はない」(実行委事務局)としている。

 被害者家族会の盛本英靖会長(51)は「補償が完了しても事故が終わったわけではない。被害者の中にはいまだに後遺症やトラウマ(心的外傷)に苦しむ人がおり、今後はどこに相談すればよいか分からず、不安がある」と話した。

 事故は、福知山市猪崎の由良川河川敷で行われた花火大会中に、露店主が発電機に給油しようとして、携行缶からガソリンが噴出し爆発。3人が死亡、55人が重軽傷を負った。

【2018年12月21日掲載】