読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第46回結果

 今夏は記録的な猛暑となっています。炎天下でファインダーをのぞくと、空気の揺らぎとともに、自分の意識さえも揺らいでいるかのような錯覚に襲われるほどです。体調が優れない日は、出掛けない勇気も必要です。
 最優秀賞には、寺田さんの「気勢を上げる」を選びました。少女たちのはつらつとしたエネルギーが、今にも画面からはじけ出してきそうです。優秀賞の「黄昏(たそがれ)の流れ橋」は、塩見さんのドラマチックな演出がさえています。橋と人のシルエットが印象的です。松林さんの「葉脈」は、自然の造形美の出会いを逃しませんでした。トンボが画面の端を押す構図が効いています。
 佳作では、祇園祭の表情を巧みに切り取った疋田さんの「平成宵山」が目にとまりました。同じ題材の「祇園囃子(ばやし)に誘われて」は、山鉾の豪華な装飾をうまく表現した田中さんの目線が素晴らしいです。伊藤さんの「命をつなぐ」は、望遠レンズを担いでシャッターチャンスを狙った労作。居原田さんの「田んぼラグビー」は、泥んこになりながらプレーを楽しむ参加者の様子がよく伝わってくる良作です。(写真部長 奥村清人)

最優秀賞 「気勢を上げる」(彦根市) 寺田 洋一

デジカメ、24〜105ミリレンズ、F18、160分の1秒、ISO200
【評】手足を広げて跳び上がった少女たちの明るい表情がこの作品のすべて。見る人の気持ちまで明るくしてくれます。若さに満ちあふれた1枚です。
 

優秀賞(ジェイ・エス・ビー賞) 「黄昏の流れ橋」(八幡市・上津屋橋) 塩見 芳隆

デジカメ、18〜200ミリ、F29、160分の1秒、ISO800
【評】まるで映画の一コマを見ているかのような美しい風景です。川面に照り映える夕陽、橋と人のシルエットが絶妙なバランスで画面中央に集約されています。
 

優秀賞(にしきの賞) 「葉脈」(京都市左京区・京都府立植物園) 松林 宏

デジカメ、45〜150ミリ、F7.1、500分の1秒、ISO160
【評】葉脈の模様が面白い。でも、それだけでは作品はもちません。画面の端にトンボが止まったことで、写真に芯ができました。動きと立体感も生まれました。
 

以下佳作

「平成宵山」(中京区) 疋田 真也

 

「命をつなぐ」(右京区) 伊藤 幸太郎

 

「田んぼラグビー」(伏見区向島) 居原田 晃嘉

 

「ボクにも出来るよ」(下京区) 佐々木 彦三

 

「ひな誕生 バンザーイ!」(中京区・六角堂) 南橋 勝治

 

「伏見稲荷に星が降る」(伏見区・伏見稲荷大社) 渡辺 和

 

「新緑の登山道」(彦根市・荒神山) 村山 哲哉

 

「祇園囃子に誘われて」(下京区) 田中 雅之

 

「床みどり」(上京区・京都御苑) 深井 征子

 

「大丈夫、行ってらっしゃい」(左京区・京都府立植物園) きよみ かずひろ

 
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