読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第49回結果

 今回はいかにも冬らしいモノトーンに近い写真が多く寄せられました。色の少ない題材をどう見せるのか。奇抜なアングルで勝負するのか、それともレンズ効果で見せるのか。皆さんの努力の成果が審査の焦点となりました。

 最優秀賞は、小和泉さんの「伏見城遠望」に決まりました。山並みを這う斜光に浮かび上がった天守のシルエットが秀逸です。松林さんの「影のいたずら」は、トリック写真のような一枚。斬新なアングルが魅力の「急流に挑む」は、佐々木さんの工夫が光ります。

 佳作では、シマノリカさんの「輝く♪」が目を引きました。琵琶湖と背景の山並みが、柔らかな光に包まれて優しい風景写真に仕上がりました。酒谷さんの「ユリカモメ乱舞」は、飛来数が減ったともいわれる京都市内のユリカモメが乱れ飛ぶ様を、望遠効果で狙った力作です。

 寒い時期はまだまだ続きますが、季節は確実に春へと向かっています。京都御苑では、ロウバイが満開を迎え、梅の花も次々と開花しています。光にあふれた季節はもう間近です。(写真部長 奥村清人)

最優秀賞 「伏見城遠望」(京都市右京区から望む) 小和泉 春男

デジカメ、200〜500ミリ、F18、60分の1秒、ISO400
【評】山並みから差し込んだ朝日の濃淡が美しい写真です。刻々と変化する朝の斜光を見事に捉えました。丘陵地に立つ天守のシルエットがくっきりと浮かび上がり、幻想的な一枚となりました。
 

優秀賞 「影のいたずら」(京都市上京区) 松林 宏

デジカメ、12〜50ミリ、F9、200分の1秒、ISO640
【評】規則的に並んだ窓と手すりの影が、視覚的な面白さにあふれた作品です。前景にイチョウの葉を入れることで、写真に遠近感と現実感を織り交ぜた工夫がこの作品の生命線です。
 

優秀賞「急流に挑む」  (京都市西京区・保津峡) 佐々木 彦三

デジカメ、55〜250ミリ、F7・1、320分の1秒、ISO400
【評】保津川下りの遊船を真上から撮影した意欲作です。渓谷を楽しむ乗船客の表情と保津峡の渦巻く流れが新鮮です。定番を捨て、新たな撮影ポイントを模索した佐々木さんの写真センスが見事です。

以下佳作

「輝く♪」(琵琶湖)シマノリカ

 

「ユリカモメ乱舞」(左京区・琵琶湖疏水)酒谷 英雄

 

「フライト準備」(高島市)田中 はるお

 

「ごあいさつ」(東山区)長谷川 悟

 

「宝石箱」(東近江市)松村 信吾

 

「砂煙を浴びて」(宇治市・黄檗公園野球場)永井 眞知子

 

「温もり」(左京区・妙満寺)西 正幸

 

「太陽の子」(上京区・京都御苑)白木 照美

 

「甘えん坊さん」(上京区・京都御苑)山下 由美子

 

「また始まったよ」(右京区・広沢池)伊藤 幸太郎

 
Copyright(C) 2019 The Kyoto Shimbun Co.,Ltd.
<<読者写真コンテスト一覧へ