出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

時計修理、プロに混ざり学生が入賞 技能五輪で専門学校の女性

単眼ルーペをつけて、腕時計を修理する後藤みりさん(大津市神宮町・近江時計眼鏡宝飾専門学校)
単眼ルーペをつけて、腕時計を修理する後藤みりさん(大津市神宮町・近江時計眼鏡宝飾専門学校)

 日本各地の若手技術者が腕を競う技能五輪全国大会(2~5日・沖縄県)の時計修理部門で、近江時計眼鏡宝飾専門学校2年、後藤みりさん(20)=長浜市=が銅賞を獲得した。同部門では学生唯一の入賞で「先生や先輩などに支えられて獲ることができた」と喜んだ。

 大会は、中央職業能力開発協会の主催で56回目。本年度は原則23歳以下の技術者がITや機械、電子・電気など分野の42部門で技術レベルの日本一を決める。時計修理部門は14人が、2種類の腕時計の修理と、機械部品の製作、金属ベルトの研磨の4課題で争った。金1人、銀3人、銅2人が選ばれ、後藤さん以外は全員メーカーの所属だった。

 「本番では大きな失敗もなく、落ち着いて臨めた」と後藤さん。4月から週1回を丸一日、8月末からは毎日、大会の課題練習に充て、部品の場所や名称を覚え、制限時間内の修理を繰り返し、大会に臨んだ。

 中学と高校で美術部だった後藤さんは「将来は物作りをする仕事をしたい」と、同専門学校に入学した。だが、工具もほとんど使ったことがなく、悪戦苦闘。修理中に部品を壊したり紛失したりして「分解前は動いていた時計を壊したこともあった」。授業の空き時間や放課後にも技術を身につけるために努力を重ねた。

 後藤さんは「結果が発表されても半信半疑だった。卒業後はまだ考えていないが、時計に関われる仕事に就きたい」と話している。

【 2018年11月25日 22時49分 】

ニュース写真

  • 単眼ルーペをつけて、腕時計を修理する後藤みりさん(大津市神宮町・近江時計眼鏡宝飾専門学校)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域の政治・社会ニュース

    全国の政治・社会ニュース