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バスケ「発祥の地」京都、東京五輪出場決定で喜び

京都YMCAの敷地内に建つ、バスケットボール発祥を伝える記念碑(京都市中京区)
京都YMCAの敷地内に建つ、バスケットボール発祥を伝える記念碑(京都市中京区)

 バスケットボール男子の日本代表が2020年東京五輪に出場することが31日、決まった。京都は、1915(大正4)年に日本で初めてバスケットチームが産声を上げた「発祥の地」。幾多の荒波を乗り越えて44年ぶりの五輪を引き寄せ、地元の競技関係者たちが歓声を上げた。

 「五輪出場は日本男子にとっての悲願だった。京都で育った選手がこうして活躍できるのも先人たちのおかげ」。京都府協会の兒玉幸長会長(69)=日本協会副会長=は万感の思いを表した。

 日本初のバスケットチームは104年前、京都YMCA(京都市中京区)の地下体育室で誕生した。京都一中(現洛北高)教諭の佐藤金一が留学先の米国で学んだ技を京都の若者に伝えた。10年後には「京都籃球協会」が発足。三高、京都師範、同志社大などで創部が相次いだ。

 現在の男子代表には洛南高OB4人が名を連ね、百余年にわたる地域の競技熱が実った形だ。同高前監督の作本信夫雄さん(70)は「長い苦難の間もバスケット界全体で一致団結した結果だろう」と感慨を込めて話す。

 日本男子は76年のモントリオールを最後に五輪舞台から姿を消し、2005年には国内リーグが分裂。混迷の中で発足したbjリーグに慎重な態度を見せる地方協会が多い中で、09年に発足した京都ハンナリーズを京都では協会ぐるみで後押ししてきた。当時の府協会会長・石川俊紀さん(76)は「京都から盛り上げたかった。子どもたちの目標となる、地元のトップチームに育ってほしいとの願いだった」と語る。

 16年に誕生したBリーグには現在、全国46チームが加盟する。滋賀でもレイクスターズを中心に競技熱が高まっており、県協会の野村貞夫理事長(57)は「五輪決定は滋賀の選手や子どもたちにも大きな励み。滋賀からも盛り上げたい」と意欲を語る。

【 2019年04月01日 09時14分 】

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  • 京都YMCAの敷地内に建つ、バスケットボール発祥を伝える記念碑(京都市中京区)
  • 男子バスケットボールの主な歴史と京滋の歩み
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