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豪雨乗り越えトマトジュースでコンテスト大賞 販売先で人気殺到

】飲料コンテストで大賞を受賞したトマトジュースを手にする小林さん(福知山市上小田)
】飲料コンテストで大賞を受賞したトマトジュースを手にする小林さん(福知山市上小田)

 京都府福知山市上小田の農家が、自家製トマトジュース作りに取り組んでいる。昨年は7月の西日本豪雨でビニールハウスが被災し、少量しか生産できなかったが、今年2月に開かれた全国規模の飲料コンテストでは大賞を受賞。今夏の本格生産に向け、トマト栽培に力を入れている。

 小林伸輔さん(55)と加奈子さん(51)夫妻。大阪で学習塾を営んでいたが、2015年に加奈子さんの祖母が住んでいた同市に移住。近くの畑で野菜栽培などを始めた。

 現在はハウスを4棟設け、主としてトマトを栽培。品種は一般的なものだが、無農薬や魚介系の肥料にこだわり、甘みと酸味を両立させているという。

 自慢のトマトを、より親しみやすい形で味わってほしいと昨年、ジュースの製造を企画した。しかし、収穫期を迎えたばかりの7月に豪雨が発生し、ハウスは高さ1・5メートルほどまで浸水。すべての株が枯れてしまい、わずかな収穫分をもとにジュースを試作することにした。

 ジュースは「トマトをただしぼっただけ」というコンセプトで、トマト本来の風味が濃厚に味わえる。京都市内のデパートなどで数量限定で販売しており、180ミリリットルで864円(税込み)と高価ながらも、注文が殺到するほどの人気に。2月に東京都であったコンテスト「グルメ&ダイニングスタイルショー」(ビジネスガイド社主催)の飲料部門では、雑味のない飲み応えが評価され、大賞に輝いた。

 現在栽培中のトマトは順調に成長。7月以降に収穫を行い、ジュースの本格生産を開始するという。伸輔さんは「いずれは府北部にも販売拠点を設け、より多くの人に味わってもらいたい」と話している。

【 2019年06月01日 21時46分 】

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