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新時代に「ジャパンブルー」の西陣織 工芸家ら清水寺に几帳奉納

本藍染めによる西陣織几帳の奉納式(京都市東山区・清水寺)
本藍染めによる西陣織几帳の奉納式(京都市東山区・清水寺)

 京都と徳島の伝統工芸家5人とダウン症の書家が2020年東京五輪・パラリンピックの成功と令和時代の安寧を願い、本藍染めによる西陣織の几帳を制作した。10日に関係者が京都市東山区の清水寺に奉納した。

 几帳は2点でともに縦150センチ、横110センチ。清水寺の音羽の滝に画題を取った文様に、1点は滝を昇る青龍の絵を、1点は「青龍」と字をあしらった。「ジャパンブルー」と呼ばれる日本伝統の藍色に染めることで五輪の勝利を祈願した。

 徳島で藍染料を製造する佐藤昭人さんと佐藤好昭さんが手掛けた日本古来の「蒅(すくも)藍」を京都の工芸家が活用。染色家の中西秀典さんと中西勇人さんは蒅藍で絹糸を染め、西陣織の冨家靖久さんがその絹糸で織った。「青龍」の字を書いたのは書家金澤翔子さん。

 10日に清水寺経堂で奉納式があり、森清範貫主は「青龍のご加護で安寧が訪れるよう願う」と感謝した。中西秀典さんは「奉納を終え、感動している」と興奮ぎみに語った。几帳は音羽の滝の前にある「滝の堂」で展示する。

【 2019年06月11日 13時23分 】

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