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少数意見軽視のコラム 京都・舞鶴市長、議会で「謝罪しない」

広報まいづる5月号に寄稿したコラムについて説明する多々見市長(舞鶴市北吸・市役所)
広報まいづる5月号に寄稿したコラムについて説明する多々見市長(舞鶴市北吸・市役所)

 京都府舞鶴市議会の6月定例会一般質問が13日開かれ、多々見良三市長(68)が少数意見の軽視ともとれる内容のコラムを市の広報紙に寄稿したことについて、議員から謝罪や撤回を求める意見や、市民に誤解を与えていると懸念する声が出た。多々見市長は「少数意見を軽視する表現はしていない」と、謝罪の姿勢は見せなかった。

 コラムについては、共産党と保守系会派の創政クラブ、無会派の3人が質問した。

 伊田悦子市議(共産)は「市民の市政参画を否定し、少数意見を排除している」と批判。謝罪と記事の撤回を求めた。多々見市長は「議論を尽くしても意見がまとまらないとき、多数決を採用する議会制民主主義の基本的な考えを述べた」とし、「謝罪や撤回の考えはない」と答えた。

 伊藤清美市議(創政ク)が「新聞報道で、市長の伝えたいことが誤ったまま伝わっていると案じている」と述べると、二元代表制の趣旨を踏まえ、「議会での合意形成過程に私の権限が及ぶことはないし、少数意見を聞かないとは言ったことがない」と強調した。

 田村優樹市議(無会派)は「何度も読み返したが、(少数意見軽視ではないかとする)報道のような考え方に至る。市民感情を置き去り、問題ないとするのは新たな反感を生む」と指摘。多々見市長は「拡大解釈されているが、議会のあり方の一般論を述べた」と答えるにとどめた。

 傍聴していた男性(71)は「投票を誘導するかのような文を広報紙に載せたことへの説明や謝罪がなく、納得できない」と話していた。

【 2019年06月14日 12時38分 】

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