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「死体埋める」と消臭砂購入、ホームセンター通報 向日女性遺棄

遺体を隠していたとみられる業務用冷蔵庫を運び出す捜査員ら(12日、京都府向日市上植野町薮ノ下)
遺体を隠していたとみられる業務用冷蔵庫を運び出す捜査員ら(12日、京都府向日市上植野町薮ノ下)

 京都府向日市上植野町薮ノ下のアパート「寿荘」の駐車場で11日に粘着テープで巻かれた女性の遺体が見つかり、住人の男(55)と向日市役所職員の男(29)が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、両容疑者が今月上旬、京都市西京区内のホームセンターを訪れ、ペット用の消臭砂などを購入しようとしていたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。府警は、この時点で女性は死亡し、2人が遺体の遺棄を計画していた可能性が高いとみている。

 捜査関係者によると、両容疑者は2日ごろ、ホームセンターを訪れ、住人の男が店員に「死体を埋める」と言って、大量の消臭砂などを買い求めたという。不審に思った店員が通報し、西京署員が店に駆け付ける騒ぎとなったが、住人の男は署員に「ネコの死体だ」と説明したという。

 捜査関係者の説明では、遺体は住人の男と同居していた40代の女性とみられる。最終生存確認は5月下旬ごろで、男は「殴って死なせた」などと供述しているという。女性の全身に殴られたような痕が複数あったが、腐敗が進んでおり、死因の特定には至っていない。

 事件を巡っては、11日午前11時ごろ、近隣住民から「アパート2階の部屋で異臭がする」と110番があり、駆け付けた向日町署員がアパート駐車場で女性の遺体を見つけた。府警は12日未明、死体遺棄の疑いで、遺体の近くにいた両容疑者を逮捕した。

 遺体は市役所職員が5日から借りているアパート2階の部屋で、業務用の大型冷蔵庫に入れて隠されていたが、異臭などで発覚するのを恐れた両容疑者が市役所職員名義の車で運び出そうとしたとみられる。市役所職員は住人の男の言動におびえていたといい、府警は、住人の男が従属的な立場の市役所職員に指示し、遺棄を手伝わせた可能性があるとみて調べている。

【 2019年06月14日 15時00分 】

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