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虫の音響く禅寺にろうそくで禅語 京都・東林院で試験点灯

ろうそくの明かりで禅語が浮かび上がった書院の庭(11日午後5時45分、京都市右京区・東林院)
ろうそくの明かりで禅語が浮かび上がった書院の庭(11日午後5時45分、京都市右京区・東林院)

 京都市右京区の妙心寺塔頭・東林院で恒例の夜間特別拝観「梵燈(ぼんとう)のあかりに親しむ会」が始まるのを前に、11日、試験点灯が行われた。虫の音が響く禅寺の庭にろうそくの明かりが揺らめき、深まりゆく秋を感じさせている。

 西川玄房住職(79)手作りの瓦製の照明「梵燈」や、竹筒に入れたろうそくなど約600基が境内に並んだ。書院前の庭では、明かりを並べて禅語「松風一味禅(しょうふういちみのぜん)」の文字を表現したほか、枯れ山水の庭の木々や石仏が柔らかな光にぼんやりと照らし出された。

 夜間特別拝観は1999年から毎年行っている。西川住職は「禅語は、松の間を吹く風は清らかで禅の心を味わえるという意味。明かりを見るとともに風の音、虫の声に耳を傾けて自分を見つめ直してもらいたい」と話す。特別拝観は12~21日の午後6~9時(8時半受け付け終了)。拝観料500円。

【 2018年10月11日 19時45分 】

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