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店主が倒れ閉店の危機、家族で支え 老舗和菓子店の実話映画公開

彦根の和菓子店を題材にした映画「手のひらに込めて」の出演者(サクラエンターテイメント提供)
彦根の和菓子店を題材にした映画「手のひらに込めて」の出演者(サクラエンターテイメント提供)

 滋賀県彦根市の老舗和菓子店を巡る実話を題材にした劇映画「手のひらに込めて」が15日から関西地方などで公開される。主人が病に倒れて閉店の危機に陥った家族のストーリーで、現地で撮影を行った。関係者は「店を守ろうと力を合わせる前向きな姿を見てほしい」と話している。

 映画などによる地域の魅力発信を手がける芸能事務所「サクラエンターテイメント」(大阪府東大阪市)が、後継者不足に悩む和菓子業界にスポットを当てようと、昨夏から撮影を進めていた。

 映画は、妻を早くに亡くした父と娘3人が守ってきた創業100年を超える和菓子店が舞台。父が脳梗塞で倒れて経営悪化し、店をたたむことを決意。主人公の高校生の次女が、思い出が詰まった店を続けたい一心で父に内緒で和菓子作りに挑む。主人が2年前に倒れた同市平田町の「中嶋庵」をモデルにしている。

 劇中には彦根城や古い街並みも登場。次女役は、奈良県のご当地アイドル永瀨かこさん(17)が務め、地元住民らもエキストラとして出演した。

 中村みのり監督(23)は「地元の方に温かく迎えていただいた。家族が成長する姿が描けたと思う」と話す。7月中旬まで関西・中部2府3県のイオンシネマで順次公開される。問い合わせはサクラエンターテイメント06(6224)3527。

【 2019年06月14日 11時49分 】

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